Forum2050通信2024年10月号

ニュースレター10月のタイトル画像

こんにちは。
Forum 2050広報担当の駒走(こまばしり)拓三です。
いつも子どもたちの未来のために、温かいご支援をいただきありがとうございます。
日本は秋も深まり涼しくなってきたのではないでしょうか。私が住むカンボジアもめっきり涼しくなってきました。
通勤の足として、毎日TukTukという三輪自動車を利用しているのですが、車にはドアがなく敏感に季節を感じることができます。

周りから入ってくる風が冷たくなってきたので、ようやく涼しくなったなと思ってスマホの気温計をみたところ普通に30℃を超えていました。
さて、10月のForum2050ニュースレターをお送りします。今月号は、幹事の植嶋、最年少メンバーの山際貫慈よりメッセージをお送りします。

目次

団体活動実績

10月の主な活動は以下のとおりでした。

・10/8 瀬戸市、教員向け講演
・10/9 和光市第2中で全校生徒、市民へ講演
・10/10 長岡市東中学校で講演
・10/17 金沢学院大学で講演
・10/23 龍谷大学で講演
・10/28 屋久島おおぞら高校での対面、オンラインハイブリッド講演(予定)

Forum2050 監事からのお便り

 こんにちは。Forum2050(以下「当団体」)で監事をしている植嶋です。当団体の活動に対し、日頃から暖かいご支援とご協力を賜り、心からお礼を申し上げます。皆様のご厚情に支えられ、当団体の活動も一歩一歩前進を続けています。これからもよろしくお願い申し上げます。

代表の戸田さんは、JICAの私の2年後輩で、40年近い付き合いになります。1990年代の後半、二人でJICAの改革に挑戦しました。戸田さんの優れた頭脳と比類なき行動力のお陰で、一定の成果を出すことができました。今でも恩義を感じています。そんな盟友の戸田さんに、1年半前に声をかけられ、当団体の監事を務めることになりました。お見知りおき下さい。

固い話になりますが、監事の重要な役割の一つは、ご寄附などご支援頂いている皆さまからの、当団体に対する信頼を築くことにあると考えています。今回は、当団体が一体どのような経営を行っているのか、その一端をQ&A形式でお伝えします。

団体の活動の意思決定はどのように行われているのですか?

当団体の事業計画や予算・決算、役員の選任や解任といった法人運営の重要事項は正会員から構成される総会で決められます。それ以外の業務執行に関する事項(総会付議事項、規程制定等)は理事会で扱います。総会は最低年一回開催され、必要に応じて臨時にも開催されます。当団体は、設立総会を含め、これまで3回、総会を行いました。理事会は定例で月一回行っています。具体的な事業活動に関する意思決定は、代表(戸田)が副代表(駒走、庄子)の補佐を得ながら行います。実際には、理事と運営メンバー(正会員)で開催される週例ミーティングで、各メンバーの意見を広く聴きながら、民主的に決めています。金銭の支出を伴う活動は、代表と副代表の間で必ず相互牽制が働くようにし、運営の公正性を確保しています。設立後間もない小さな団体ではありますが、監事の目から見ても、組織のガバナンスは整ってきました。ご安心ください。

役員の方々のことを教えてください

 役員についてはHPに自己紹介ページがありますが、私の視点で少し補足します。

【戸田代表】当団体の創始者・代表者にして、各種活動の4番バッター、そしてエースです。2000年代初頭、戸田さんが、当時ニューヨークにいた緒方貞子さんを説得し、JICA理事長に就いてもらった出来事は、知る人ぞ知る話です。

【駒走副代表】カンボジアで青年海外協力事業の企画運営を担われてます。経営者の顔も併せ持ち、人生経験は、戸田代表や私より豊富。口数は少ないものの、内に秘めた熱い情熱と穏やかな性格で、当団体にパワーと安定感をもたらしてくれます。

【庄子副代表】バングラデシュでITプロジェクトのリーダーを務め、その優れた業績は、国内外で高く評価されています。庄子さんの勤勉さと一貫した姿勢は、まるで武士のよう。戸田代表と並ぶ当団体のオピニオン・リーダーです。

【板谷恵子理事】大学での勤務と子育てで非常に忙しい毎日を送りながらも、当団体の活動に熱心に取り組み、活動の地平を拡げてくれる存在です。子供たちの世代のために、少しでもより良い社会を作りたいと願う気持ちが、自然に伝わってきます。

【内村裕香理事】デジタル・マーケティングのプロで、Forum2050のIT統括。本業で忙しい中、時間を割いて、当団体のHPの管理を含む対外広報活動に尽力頂いています。冷静沈着、正確無比な仕事ぶりは、常に質の高い成果をもたらしてくれます。

寄附したお金は何に使っているのですか?

 詳細は期末の決算・事業報告で、お伝えしますが、大半は、学校訪問等に要する旅費、団体のHPの管理・運営費、消耗品費等に充てられています。寄附金は団体の活動の命綱ですが、実際には、資金不足のため、メンバーが持ち出しで対応しているケースが少なくありません。当団体のサステナビリティのためにも、ご支援者が一人でも増えていくことを、監事として、強く願う次第です。

Forum2050の課題は何ですか?

 資金不足もありますが、監事から見て一番の課題は、戸田代表に過度に頼らずとも、当団体が設立の目標に向かって活動を継続できるようになることです。当団体には、小学生から大学生まで、若い前途有望なメンバーがいます。彼や彼女たちが成長すれば、世代交代はできると思います。ただ、直ぐには無理です。当面の間は、やはり戸田代表他設立メンバーの大人が頑張らなければなりません。戸田さんと同じことはできませんが、監事の私も、出来る範囲で頑張るつもりです。

【山際貫慈(やまぎわかんじ)】からメッセージ

毎週日曜、定例会の前に戸田代表と様々なトピックについて議論を交わすスーパー小学生です。今回は、そこで学んだことを少しだけ教えてくれました。

戸田さんと僕との対話 〜1〜

僕は、毎週日曜日の朝定例会の前の30分で戸田さんと対話をしています。

今日話したことは、哲学者イマヌエル・カントについてです。

カントは、人間は経験したことしかできないと知っていながらも理想の平和について考え続けていたということを戸田さんに教えてもらいました。僕はこのことで「平和は諦めずに平和を思い続けなければいけないのだな」と感じました。

山際貫慈くんは、当団体の最少年メンバーで小学5年生です。


講演の依頼ニュースレターの登録

Forum2050は、「世界のこどもたち 一人ひとりの未来への想いが人類の未来を創る」をコンセプトに、企業や学校、教育機関等と連携しながら、子どもたちと共に未来の人類社会の平和と発展について、子どもたちが考えるきっかけを創造しています。

目次