Forum2050通信2024年12月号

ご支援者の皆さま

こんにちは。

Forum 2050広報担当の駒走(こまばしり)拓三です。今年もいよいよ押し迫ってまいりました。2024年は、皆さまにとってどのような年だったでしょうか。我々の団体では、若手のメンバーが増え、多数の公演やイベントに参加したり、自治体、大学で討論会やワークショップを実施するなど飛躍の年になりました。正直なところ、去年の今頃は全く考えもつかなかった活動ぶりです。この成功の裏には、一つ一つの出会いを大切にする事、皆で支えあうこと、そして諦めないことがあったのだと思います。ローマは一日にして成らず、来年も皆で支え合いながら努力していきたいと思います。

飛行機からの夜景

―今回のニュースレターのトピック―

  1. 【団体活動実績】
  2. 【副代表からのご挨拶】
  3. 【Forum2050 梶田明敬よりメッセージ】
  4. 【Forum2050 藤本真綾メンバーよりメッセージ】
目次

団体活動実績

12月の主な活動は以下のとおりでした。

・12/7  ジョージアとのオンライン交流会
・12/14   都内中学校で学生及び保護者参加イベントで公演
・12/24 調布の高校で公演

団体より、年末のご挨拶(文責:副代表 庄子)

2024年もそろそろ終わろうとしています。本年も皆さまには大変お世話になりました。皆さまのご支援に団体を代表して心より御礼申し上げます。

私、庄子は弊団体の副代表ではありますが、日頃は南アジア・バングラデシュにて別の本業で駐在しています。ここバングラデシュはイスラム教を国教としているため公的機関などの一般的な週末休日は土日ではなく金曜と土曜です。特に金曜が大切で、金曜お昼過ぎ13:30頃のお祈りは週で一番大事な礼拝となっており、日頃忙しい方々もこの時ばかりはイスラム装束に身を包みモスクへ礼拝に行く方が多いです。そのため週休1日制の組織の場合は金曜日が休みなところが多いです。日本人は日頃信仰している宗教施設に行く方がとても少ないと思いますが、お正月くらいは神社へ初詣に行く方が多いのではないでしょうか。元旦や前日の大晦日は日本人にとって特別な日と言って過言ではないと思います。私も年末年始となれば何とも言えずワクワク感や高揚感が湧いてきます。

しかし、バングラデシュは元旦も普段通りの平日です。元旦がたまたま金曜土曜であれば週末ですが、元旦が日曜から木曜に当たれば平日です。2025年の元旦は水曜なので私にとっては出勤日となります。異文化に住むということは異文化を受け入れるということでもあり、元旦に働くことを新鮮に思える自分で居たいと少し強引に自分に言い聞かせています。

今や世界中はインターネットで繋がっていたり、お金さえあれば国境など関係なしに世界中を旅できるような気になったり、英語さえできれば世界中とわかり合えるような錯覚をしたりしてしまいがちです。しかし、まだまだ多様な文化がそこかしこにあり、文化や価値観の違いによる衝突、紛争も少なくありません。世界を見渡せば一人ひとりが関わることの出来る社会はそう大きくないのが当たり前です。

弊団体においては異なる年代、異なる居住地や背景・環境であっても対話を重視し、お互いわかり合うよう努め、そして未来に思いを馳せて世界が少しでもよりよくなるよう努力しています。皆さまにおかれましても来る新年を新鮮な気持ちで迎えつつ、共に多様な人々や社会が存在する世界に思いを巡らせ、未来に向けての活動をご一緒させていただけましたら幸甚です。Forum2050一同、来る新年も何卒よろしくお願い申し上げます。

今後とも子どもたちの平和な未来の創造にむけて活動してまいります。

バングラデシュ西部ラジシャヒ市を流れる大河パドマ川(ガンジス川支流)に沈む夕日
バングラデシュ西部ラジシャヒ市を流れる大河パドマ川(ガンジス川支流)に沈む夕日

Forum2050 梶田明敬よりメッセージ

支援者の皆様へ

いつもForum2050をお支えいただき、誠にありがとうございます。運営メンバーの梶田と申します。今回のメルマガを担当させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

初回の今回は、私がForum2050とご縁をいただいた経緯と、その中で感じた想いをお伝えさせていただきます。

子どもたちへの想いのはじまり

まず簡単に自己紹介をさせてください。私は現在、公立中学校で校長を務めております。昨今、教員の働き方改革をはじめ、教育を取り巻く環境は目まぐるしく変化していますが、私自身も日々、子どもたちや教職員が幸せに過ごせる学校づくりに取り組んでいます。

子どもの頃から海外に憧れ、英語を使った仕事をしたいと考えていました。外交官や通訳への夢もありましたが、自分の好きな「音楽」や「英語」を通じて子どもたちに学びの楽しさを伝えたいと思い、教員という道を選びました。

海外赴任の挑戦

教職に就いてからも、心の片隅には「海外で生活してみたい」という夢が残っていました。そんなときに出会ったのが、在外教育施設派遣教員という制度でした。「海外で日本人学校の教員として働ける」という可能性を知った私はすぐに校長先生に相談し、その夢を実現するための準備を始めました。そして2008年4月、バングラデシュのダッカ日本人学校への派遣が決定しました。

現地は世界最貧国のひとつといわれる状況。3人の幼い子どもを連れての赴任に不安が募りましたが、家族で「なんとかなる」と前向きに決断。発展途上の環境や治安の不安はありましたが、現地の方々や海外赴任中の日本人とのつながりが大きな支えとなり、その経験は今でも心に刻まれています。そして、このときのご縁が、Forum2050との関係の始まりでした。

子どもたちと共に育つ「共育」

私たちが大切にしているのは「子どもたちの想い」です。教育は時に一方的なものと捉えられがちですが、私はむしろ「共育」、つまり大人と子どもが共に学び、成長していくことを重視しています。

たとえば、童謡「すずめの学校」と「めだかの学校」がよく引き合いに出されます。前者は厳格な教師像を、後者は子どもたちと一緒に学ぶ教師像を描いています。私は後者のように、子どもたちの中に溶け込み、一緒に成長する姿勢を大切にしてきました。

今の子どもたちは自己肯定感が低く、挑戦をためらう傾向があると言われます。しかし、実際には彼ら一人ひとりが確かな想いを持ち、日々懸命に生きています。その想いを押さえつけるのではなく、引き出し、社会と結びつけていくことが、私たち大人の役割ではないでしょうか。

Forum2050は、子どもたちの個性や想いを尊重し、それが社会に役立つ感覚を育む場を提供しています。このような体験を通じて、子どもたちは「ありのままの自分」を受け入れ、自らの幸せを形にできる大人へと成長していくことでしょう。

一緒に成長する喜びを

ぜひ私たちと一緒に、子どもたちと共に成長できるすばらしさを味わってみませんか。Forum2050の活動を通じて、大人も子どもも新たな気づきを得られることと思います。今後とも皆様の温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

梶田明敬

Forum2050 藤本真綾メンバーよりメッセージ

こんにちは。

Forum2050のメンバーの藤本真綾です
2024年はありがとうございました。2025年もどうぞよろしくお願いします。

藤本真綾メンバー

 私は、戸田さんと横浜市の講演会でお会いして、1年が経ちました。メンバーとして活動を始めた1月から、約1年間、様々な経験をさせて頂きました。学生という、大きな活動をすることが難しい立場ではありますが、日々、学生でも何が出来るかを考えながら過ごしています。

   私にとって、今年の1番大きかった体験は、9月に行ったJICA教育協力ウィークの講演会です。この講演会は初めての、対面での講演会でした。この講演会をきっかけに色々な活動にも広がり、また、様々な方に興味を持って頂きました。

   2025年も様々な新しいことをしたり、今やっていることをもっとよりよく出来るように頑張ります!


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Forum2050は、「世界のこどもたち 一人ひとりの未来への想いが人類の未来を創る」をコンセプトに、企業や学校、教育機関等と連携しながら、子どもたちと共に未来の人類社会の平和と発展について、子どもたちが考えるきっかけを創造しています。

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