開催報告:文京区立小日向台町小学校での講演および意見交換会を実施

2025年9月27日土曜日、東京都文京区の小日向台町小学校にて開催された「道徳授業地区公開講座」において、弊団体代表の戸田と理事の板谷が訪問し、講演および意見交換会を行いました。
小学校1年生から6年生までの児童の保護者の方々を対象にした会であり、週末にもかかわらず多くの方々にご参加いただきました。

はじめに戸田から、150を超える国の国際協力に携わった経験をもとに、「国際理解・国際貢献」の現状についてスライドを用いて講演を行いました。後半では、これからの平和をいかに自分ごととして考え、解決へとつなげていくかについて語り、「『自分か他人か』を問う前に、『自分も他人も』と考える。その道があるなら、まずそれを追究する」という力強いメッセージで締めくくりました。

続いて、子育て中でもある板谷からは、「情報があふれ複雑化する現代社会において、子どもたちが国際協力や共生の意義を理解するためには、大人である私たちが“教える”のではなく、“等身大の子どもとともに考え、見つけていく”姿勢が大切なのではないか、私自身もまだまだ学びの途中。」という短いコメントを添えました。

講演後の意見交換では、
「子どもと向き合うとき、どこまで平和の話をしてよいのか」
「子ども自身が平和に気づき、行動するためにはどうすればよいのか」
といったお母さま方からの質疑や、「国際貢献の意味をわかったつもりでいたが、それをどう子どもに伝えるべきか」と語るお父さまの言葉が印象に残りました。
また、校長先生からも「国際協力や国際貢献の意義について、子どもたちには何を伝えることが本当に大切なのか」という問いがあり、会場全体が深く考えるひとときとなりました。

保護者の皆さまや校長先生や副校長先生の真摯なまなざしと言葉の一つひとつから、子どもたちへの深い愛情と責任の思いが伝わってきました。45分という短い時間ではありましたが、今回の対話を通じて、私たち自身もまた多くの気づきと学びを得ることができました。
文京区立小日向台町小学校の皆さま、そして保護者の皆さま、本当にありがとうございました。
(文責:理事 板谷)

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