「原点から、次の一歩へ。」―未来をつくる“学び”のかたちForum2050メルマガ2026年4月号

こんにちは。Forum2050広報担当の駒走(こまばしり)拓三です。

カンボジアでは4月14日から16日までがクメール正月のお休みでした。1日目は天女が降りてくるモハ・ソンクラン、2日目は先祖に供物を届けるヴァラ・ヴァンナバット、3日目は仏像や両親、祖父母の体を清めることで、過去の過ちについて許しをこうバラ・ロン・サックという日なのだそうです。その起源は、古代のヒンドゥー教と仏教の伝統からきており、数世紀にわたって続いているそうです。この期間中は、みな仕事を休んで田舎に帰り、家族や友人と儀式や遊びを通じて祝います。ちなみに、カンボジアには、1月に新暦の正月、2月に旧暦の正月、4月にクメール正月と、年に3回も正月が訪れます。

さて、2026年メルマガ4月号では、代表からの年次総会報告、活動報告、新たな取り組みについてのご報告です。メルマガに対する質問、ご意見ありましたらメール等でお知らせください。こんなことが知りたいなどのご要望も大歓迎です!

―今回のニュースレターのトピック―

  1. 【団体活動実績】
  2. 【Forum2050代表 戸田隆夫からの報告】
  3. 【メンバーからのメッセージ】
目次

団体活動実績

1.【団体活動実績】
最近の主な活動・イベント(限定公開情報)

3/21   企画会、年次総会
3/25   次世代アジア平和構築プログラム(笹川平和財団主催、かたわら共催)
(キックオフファシリとして参画)
3/30   (株)オリエンタルコンサルタントグローバル 森陸也副社長との意見交換
4/14   SMBC日興証券(株)社会的価値創造推進室二宮昌恵様との意見交換
4/15   明星大学今野先生との意見交換
4/15   OCG Thu様との意見交換
4/17   杉並区NPO助成事業報告会(山際勝照さんから報告)
4/20   (株)Curious Productions 牧野ディレクター、奥村プロデューサー、今野チーフプロデューサーとの打合せ

Forum2050代表 戸田隆夫からの報告

皆様

 あっという間に桜の季節も終わり、すでに全国各地で夏日が観測されています。寒暖の差が激しく、今日この頃ですが皆様におかれては、お元気で過ごされていらっしゃいますか? 私の方は、この1ヶ月で二度も風邪をひいてしまいました💦 
今はドーピングをしてパソコンに向かっております。どうか皆様におかれてもくれぐれもご自愛ください。

 この1ヶ月の間も、いろんなことがございました。その中で主だった動きを皆様にご報告させていただきます。

■三度目の年次総会

3月21日、東京杉並の高円寺に、正会員と運営メンバーが集い、若干名はリモートでつないで、次年度に向けての企画会と総会を行いました。

企画会では、ファシリテーションのプロである山際勝照さん(いつも話にでてくる貫慈くんのお父さんです。)のリードで、団体の原点について、皆で作業をしながら改めて確認することができました。Forum2050は小さな団体ですが、多様な年齢層とバックグラウンドの集まりです。未来の世界の在り方についても考え方や思いは様々です。普段あまり深入りはしませんが、おそらく政治的な信条なども相当バリエーションに富んでいると思われます。

しかし、共通していることは、未来の世界が次世代にとってよりよいものになるように、「今」、私たちはベストを尽くそうという心意気と義務感です。そして、その情熱の向かう先として、次世代が未来の世界により大きな関心を持ってもらうように働きかけようとしているところです。勝照さんのファシリの後、三好華さんの司会で、今後の取組みの中で、特に、若い人たちがリーダーシップを発揮してくれている交流会のあり方などについて話し合うことができました。時間の制約は否めませんでしたが、やはり、いつものリモートと違って、突っ込んだ話し合いができたのでは、と思います。特に、ジョージアとの交流会をマルチの枠組みに発展させていこうということで方針が定まったことの意義は大きかったと思います。

総会では、2025年度の活動報告を総括するとともに、2026年度に向けての活動計画案を議論しました。活動報告に対しては、財政的持続可能性をどのように確保すべきか、についても問題提起がなされました。正直、ここはいつも頭の痛いところです。メンバー全員がプロボノで参画しているという現状がいつまで持続可能か、ある意味でビジネスライクなイノベーションやマーケティングも必要になってくるとも言えるでしょう。しかし、財政的な持続可能性を自己目的化して考えるのではなく、理念の実現に向けて具体的な一歩目、二歩目をどのように刻んでいくか、そして、それについてどれだけメンバーで方向性や手段について共有できるか、が、鍵であるとも再認識しました。

今回の総会で特徴的であったことは二つ。一つは、年度計画案の中で、何をするかだけではなく、「誰が」それについてリーダーシップを発揮するか、についても、若手メンバーも交えつつ、枠割り分担について議論ができたことです。これまではどちらかといえば、私や副代表あるいは役員の皆さんなどがリーダーシップを発揮しつつ、若手には、参加可能な方はどうぞ、というかたちの呼びかけが多かったのですが、今回初めて、若手とシニアをコンビ(バディ)とする体制の構築を試みました。

もう一つは、プランAとプランBです。2026年度の実行計画に関し、子どもゆめ基金(後述)の助成が決定した場合とそうでない場合を分けて、二通りの計画を策定し、承認を得ました。これは年次総会のあり方としては異例のことかもしれませが、結果的に良かったと思います。それは、大型の助成金があってもなくても、私たちにできること、私たちがやりたいことというものが明らかになったからです。結論として、2026年度は、交流会や各種の講演・授業を継続・発展させていくとともに、より多くのこどもたちに裨益することを目指し、これまでの私たちのメッセージを「教材」にしていくべくがんばってみようということになりました。

勝照さんのファシリで「原点帰り」
遠慮無く意見が言い合える関係性を大切に
懇親会に移っても語るのは未来のこと、平和のこと?
さあ、来年度に向けてがんばるぞ!

■次世代アジア平和構築プログラム

 2025年度最後の活動として、3/25次世代アジア平和構築フォーラム(笹川平和財団主催、一社かたわら共催)で若い人の背中を押す役をお引き受けしました。先月までバングラデシュ暫定政府のトップとして大役を務めていたユヌスさん(ノーベル平和賞受賞者)や彼の右腕のラミヤさんとは12年ぶりの再会。声をかけてくれたかたわらの高橋さん、機会をくれた財団の小林さんに感謝!ユヌスさんは84歳、ウィラユダさん(インドネシア元外相)は77歳。ボトムアップとトップダウンの対照的なアプローチで社会変革を目指した両者の補完性が素晴らしい。唯一の難点は、彼らは若い人を前に話し出すと止まらないようでしたが、ファシリの高橋さんは見事に仕切りをされていました。
 混迷を極める現代世界において、次世代が、未来に向けての確固たる羅針盤を持つことができるか? そもそも何が正しく正しくないのか?「力による平和」を単に肯定する丈でも否定するだけでも何も始まらない。限られた対話の中で、若い人たちが何を持ち帰ったか、私は全てを知ることはできません。しかし、このような機会をできるだけ多く持つこと、そして、そこで多世代が未来と向き合い考え続けることが、きっと大切なことなのだと私は考えています。

賢人たちを迎える前に、若い人たちへのメッセージ
ユヌスさんは84歳、ウィラユダさんは77歳。若者を前に話し出すと止まらない。
ファシリテーターの高橋さん(一社かたわら代表)も大変(笑)
旧友ユヌスさんとの再会

■「子どもゆめ基金」助成決定

 4月7日、「子どもゆめ基金」(https://yumekikin.niye.go.jp/about/index.html)の事務局から助成決定の連絡をいただきました。この基金は、国と民間が協働してこどもたちの育成を図るための事業を助成するものです。Forum2050は、教材開発の部門に応募し、「平和を自分ごとに」こどもたちが考えるようになるための教材開発を提案しました。教材開発、というと、学校の先生や教育学のプロ、教科書作成の業者などが集まって行うことが通常ですが、Forum2050の教材開発はひと味もふた味も違う、ということを強調させていただきました。Forum2050には、現職の教師もいますが、親も、こどももいます。また、遠く離れた途上国で長年暮らしているメンバー(副代表の二人)もいます。

私たちは、そうした多角的な視点を最大限に活用して、こどもたちの心に響く教材を作っていきたいと考えています。正直言って、私は、「教材」という言葉にしっくりといかないものを感じています。本来、先生や学校が「教えること」よりも生徒児童や若者が「学ぶこと」が大切であり、教えるための材料としての教材よりも、学びを助けるための材料としての「学材」の開発を目指していきたいと考えています。


 ただ、一つ、助成決定の数日後に困ったことを発見しました。教材のコンテンツとしての動画作成に必要な海外渡航費、特に、航空賃が全額ゼロ査定となっていたのです。これは、事前に、「実施のための手引き書」をくまなく読めばわかるのことであり、ひとえに私の不注意によるものなので弁解のしようがありません💦 悩みに悩み、結果的に、海外渡航の人数を絞り込み、かつそこで必要な航空賃は、これまで、団体として地道に蓄えてきた資金を充当することにしました。昨年度の杉並区の助成金のときもそうでしたが、助成金を得るということは、団体の財政が潤うことでは決してなく、むしろ、助成金に見合って団体の資金の拠出が加速することでもある、とベテランのNGO関係者からよく言われていたことが改めて身にしみました。

 しかし、こんなことでくじける私たちではありません。どんな状況であっても、私たちであるからこそ創ることのできる教材(学材)を今年、世に出したいと思っています。それによって、これまでより多くのこどもたち・若い世代にアプローチし、彼らの心に火を付けることを加速させていきたいと考えています。
 どうか引き続きご支援をよろしくお願いします。

2026年度も元気でがんばりまーす!

 いつもメルマガをお読みいただきありがとうございます。
 ただ、このメルマガのみでは、皆様方のご関心や疑問にお答えできているかどうか、甚だ心許なく思っております。皆様からもどうか気軽に疑問やコメントをお寄せください。皆様からの言葉を大切に活かしつつ、さらに前に進んでいきたいと思っております。

 末筆となりましたが、日本では、三寒四温で気温差の激しいこのごろ、皆様におかれては、どうかくれぐれもご自愛ください。

2026.3.20
杉並区高円寺にて
戸田隆夫
携帯:08058967912
メール:toda@forum2050.com
フェイスブック:https://www.facebook.com/takao.toda.54
X:https://x.com/forum2050?s=21&t=-jQeTjzOoHjrmEbKJvNwNg

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Forum2050は、「世界のこどもたち 一人ひとりの未来への想いが人類の未来を創る」をコンセプトに、企業や学校、教育機関等と連携しながら、子どもたちと共に未来の人類社会の平和と発展について、子どもたちが考えるきっかけを創造しています。

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