2024年8月25日、横浜市役所アトリウムにて、市主催の国際平和講演会が開催された。35年間、パキスタンとアフガニスタンで地域の人々の命と暮らしを守るために活動を続けた中村哲さんの35年間に亘る活動を記録した映画「荒野に希望の灯をともす」(谷津賢二監督)を上映したあと、星槎高校の生徒たちを交え、Forum2050代表の戸田が、座談会のファシリテーターを務めた。
このイベントのテーマは、中村哲さんの生涯にわたる活動を学ぶことから、戦禍の絶えない国際情勢や民族・宗教の違いによる対立を前にして、私たち一人ひとりが平和のためにできることを考えるというものであった。
当初、傑出した人の偉業から、普通の人が学べることは少ないのではないかという議論もあったが、中村哲さんの生き様を丹念に辿った映像と谷津さんの語り、さらに高校生との対話を通じて、多くの参加者が貴重な学びを得ることになった。自身で限界を定めずに動くこと、そして、自分がこれは、と思ったことにこだわり続けること。そこには、どんな小さなことでも自分にしかできないことがあるのかもしれない。
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