バングラデシュ・小中学生ダッカ市内スラム探訪会

バングラデシュ・小中学生ダッカ市内スラム探訪会のひとこま

2025年1月17日、Forum2050庄子副代表が案内役を務めるスラム探訪会が南アジア・バングラデシュの当地在留日本人小中学生12名参加で開催されました。案内役の庄子は冒頭のあいさつで「スラムと言っても治安が悪い荒んだエリアという訳ではない。あまり収入が多くない人たちが安価な住宅に肩を寄せ合って暮らしているだけであり、日本に昔あった長屋文化のようなもの」と説明しました。探訪には弊団体の活動に賛同する現地スタッフ3名がボランティアで同行し、通訳や案内の補助をしてくれました。

参加者が訪れたのは治安に特段問題の無い庄子職場近くの小さなスラム街でした。子どもたちは当地でリキシャと呼ばれる人力乗合自転車運転手が住み込んでいるガレージ、地区内の食堂、長屋住宅や共同台所・トイレなどを覗かせてもらいながら、興味深そうに街歩きし、庄子やボランティアスタッフの通訳を通じて住民と交流しました。特にリキシャ運転手たちとの交流会ではお互いに夢を尋ねあったり、収入など具体的な生活についての対話が積極的に行われました。

終了後、参加者からは「今まで知識だけで知っていたスラム街、初めて中に入ったことで実際に知ることが出来た」「探訪前に外から見た景色と、探訪後に外から見える景色はぜんぜん違う。街が透けて見えるようになった」「今日の経験をこれからの自分に活かしていきたい」などの感想があがりました。

世界には様々な境遇や環境で過ごしている人たちが居て、自分の住んでいる地区外の人たち、違うコミュニティのことは意外とよく知らないことを今まで以上に理解してくれたはずです。

Forum2050はこれからも子どもたちが少しでも多様な世界があることを知り、世界に思いを馳せながら物事を考えていくお手伝いをしていきます。

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Forum2050は、「世界のこどもたち 一人ひとりの未来への想いが人類の未来を創る」をコンセプトに、企業や学校、教育機関等と連携しながら、子どもたちと共に未来の人類社会の平和と発展について、子どもたちが考えるきっかけを創造しています。

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