「未来を “自分ごと” にする一年へ ー Forum2050 2026年1月号」

未来を"自分ごと"にする一年へ ― Forum2050 2026年1月号

ご支援者の皆さま

こんにちは。Forum2050広報担当の駒走(こまばしり)拓三です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
カンボジアに来て3回目の新年を迎えました。せっかくの機会なので1月1日に家族でアンコール遺跡に行ってきました。

下の写真は朝日に浮かぶアンコール・ワット中央祠堂です。朝4時に起床してホテルを出発、5時半には多くの観光客と共に遺跡に入場し、日の出まで1時間以上待ちましたが、それだけの価値は十分ありました!



さて、2026年メルマガ1月号は、来年度の目標や具体的な活動計画について、まだアイデア段階ではありますが、特に今年の目玉となりそうな活動について、みなさまには少し先行するかたちでご報告させていただきます。
メルマガに対する質問、ご意見ありましたらメール等でお知らせください。こんなことが知りたいなどのご要望も大歓迎です!

目次

―今回のニュースレターのトピック―

  1. 【団体活動実績】
  2. 【Forum2050代表 戸田隆夫からの月例報告】
  3. 【メンバーからのメッセージ】

団体活動実績

最近の主な活動・イベント

12/22 和光国際高校での講演・対話 1/13 立命館アジア太平洋大学/IRSAとの意見交換 1/19 浦和高校(定時制)との打合せ

Forum2050代表 戸田隆夫からの月例報告

みなさま

 改めまして、本年もどうかよろしくお願いします。
 Forum2050は、2023年3月に任意団体として設立し、同年7月にNPO法人となりましたが、それらから起算して、今年で丸三年間、活動を行ってきたことになります。何もないゼロからの出発でしたが、皆様の温かい貴重なご支援をいただき、お陰様で今年4年目の活動に入ります。本当に心から御礼を申し上げます。

 来年度の目標や具体的な活動計画については、また改めてその要点をご説明しますが、今回は、その中で、まだアイデア段階ではありますが、特に今年の目玉となりそうな活動について、みなさまには少し先行するかたちでご報告させていただきます。


 それは、平和な未来共創を若い人たちとともに考えるための「教材」の制作です。
 これまで、講演や対話の活動に際しては、私や副代表の庄子さん、駒走さん(このメルマガの編集長でもあります。)が、それぞれの経験値を頼りに構成を考え、内容を磨いてきましたが、これからは、団体の若いメンバーたちとともに、多角的な視点から、「教材」として整備し、活動の質をより一層高めていきたいと考えております。あくまでも予算の制約の許す範囲内で、ということになりますが、状況が許せば、国内外で、未来共創を巡る次世代の対話などを動画で収録し、それらを教材の一部として組み込むことについて昨年末から本格的な検討を始めました。
 次世代の若者が、平和のこと、未来のこと、世界のこと、それらを自分のこととして考えるようになるには、どのような刺激が必要か? 特に、普段の生活の中で、そのようなことになかなか関心が向かない若者たちにとって、平和な未来共創を考えることが楽しくなる、あるいは、そこまでいかずとも、未来のこと、世界のことが今よりわずかでも気になるようになる、、、、そんな変化を一人でも多くの若者たちの心の中に引き起こすにはどうすればよいか? これらの議論の成果を活かして、今年の春くらいから、その具体化を図っていく所存です。


 その一環として、これも若いメンバーから出てきたアイデアですが、たとえば、いきなり、未来の世界とは? 平和とは? と切り出すのではなく、まず、自分ごととして、ひとり一人が普段大切にしていることを顧みる機会を設けたらどうか、という意見が出ました。また、いわゆる意識の高い人たちだけの語りではなく、ごく普通に、普段、自分の身の回りを大切にしている人たちとの対話をしたらどうか、という意見も出ました。
平和な未来共創に向けて、人の心が動く「教材」とはどんなものか? それはもはや「教材」ではなく「学材」(それぞれの学びの助けとなるもの)ではないか? そんなことも考えながら、楽しみつつ、いろんな人、年齢層の意見に耳を傾けつつ、かたちにしていきたいと思います。この点については、また改めて(たとえば4月あたりの報告で)進捗をご報告させていただきます。

 先月の報告をしてから、数日後、12月22日には、とても嬉しいことがありました。2023年12月の全校講演以来、ご縁のあった和光国際高校での講演・対話活動です。同校には国際理解委員会というものがあり、この委員会が主催したイベントなのですが、実は、これを企画し実施したのは、Forum2050の若手メンバーである関野翔太さんです。翔太さんには、本人から別途報告を御願いしていますが、私の目線からも一言報告させていただきます。
 彼の当初の狙いは、一過性のイベントではなく、なんらかのかたちで、学校の新しい伝統にもつながっていくような活動をすることでした。イベントは二部構成とし、前半、委員長である彼の仕切りで私が講演を行い、後半は、少人数で自由な意見交換をしました。ひとり一人が、未来の世界のこと、平和のことをどうすれば自分ごととして考えることができるか、というテーマを中心にしつつも、それ以外の話を含めて、自由に意見交換・対話をしました。対話のセッションでは、生徒会の役員なども招致し、また当団体からは、ファシリテーションやコーチングのプロでもある山際勝照さんも参加しました。意見交換では、自分自身の弱さを強みに活かすこと、つまり、自分の弱さは、他の人の弱さやそれにまつわる辛さを理解するために強みになるかもしれないという話もありました。また片親が外国人の生徒が自分のアイデンティティーについての悩みを吐露し、それに対して、何国人か、ということより、まず何よりも、同じ人間であることを自分のアイデンティティーとして持てばよいのでは、という話もありました。
 さて、このイベントが、どのようなかたちで学校の新しい伝統につながっていくか、期待しつつ見守っていきたいと思っています。そして、「言うこと≠実践すること」。わが若き同僚の関野翔太に心から敬意を表したいと思います。

和光国際高校国際理解委員長である当団体のメンバー、関野翔太さんとの共演は感慨深い者でした。
和光国際高校での講演は2年ぶり。今回は2年生が対象。
講演の後は少人数の対話。隣の彼は、自分のアイデンティティーについての悩みを吐露。
右端は生徒会担当の先生。夢中で話を聴いている。左には写っていないが生徒会の役員たち。


 今月になってからも、また嬉しいことがありました。私が講座をもって教えている大学の一つに、立命館アジア太平洋大学があるのですが、その大学の国際関係論専攻の学生グループ(IRSA/International Relations Students Association)から、連携しないか? と声がかかりました。実は、そのグループの代表は、私の講座の受講生で、ベトナム人です。講義の最中には団体の宣伝を特にしなかったのですが、私たちのHPもしっかり見てくれていたようです。そして、「自分達とやりたいことと響き合っている、是非、一緒にやりませんか?」と言われたときは、お互いの志が響き合っているようで、本当に嬉しく思いました。最初は小さなことでもよいので、何かを実現できれば、と思います。

APU/IRSA代表のDucさんと講義が終わってから楽しい打合せ!
先生と学生の関係から一転、パートナー同士の会話へ。

 あと、先週、久しぶりに横浜市から連絡があり、3月、市の平和事業のイベントでコラボを御願いできないかという相談をいただきました。横浜市とは、2023年12月以来、三年度にわたるお付き合いですが、今回は、「平和×グリーン」というテーマをお考えのようです。国連東京事務所も絡んできて、これも面白くなりそうです。またご報告させていただきます。

 末筆となりましたが、日本は明日から大寒波の襲来。これから冬の寒さが本格化する中、皆様におかれては、どうかくれぐれもご自愛ください。
 そして、またさまざまな機会にお会いできますことを心から楽しみにしております。

2026.1.20
杉並区高円寺にて
戸田隆夫
携帯:08058967912
メール:toda@forum2050.com
フェイスブック:https://www.facebook.com/takao.toda.54
X:https://x.com/forum2050?s=21&t=-jQeTjzOoHjrmEbKJvNwNg

メンバーからのメッセージ

みなさまへ メルマガではお久しぶりです。
Forum2050、若手メンバーの高校2年生関野翔太です。

最近、思ったことがあります。平和に関心を持つということは、ちょうど箸で水を飲もうとするような感じで、特に我々若者の立場からするとそれはとりわけ難しいだけでなく、やろうとすると冷たい視線をあつめてしまうかもしれません。世間の風は冷たいものです。

どうすれば、「平和」という概念を意識せずに、人々の関心をナチュラルに世界平和へと近づけられるか。
これに関して、私は一つの考えを、Forumでの定例会でお話させていただきました。
また、 それを文章に書き起こし、口頭で伝わりにくかった部分をわかりやすくまとめました。
それが今回の主題になります。 自分が立てた問いに対する答えが、以下の内容です。ぜひ、私の考えたことを読んでいただけると嬉しいです。

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「人という生き物を好きになること」 私のここまでの人生は、たった17年とちょっとで、人に人生観を話すには、全くの経験不足だと思います。
しかし、この年齢にしては色々な経験をしてきたと思います。
例えば、イギリス研修では、恐れずに自分をさらけ出すことについて自分の身で学び、課外活動の英語やフランス語のコンテストでは、人前で堂々と話す度胸をつけたり、埼玉県主催のグローバルリーダー研修では団長という責任ある立場から研修に参加することの重みを学んだりしました。

これらだけでなく、いち高校生として、友達と遊ぶことの楽しさ、多様な人との関わり等人間関係、失恋の苦しさ、競争で負けることの悔しさも経験してきました。
このような経験から私が感じたことは、「自分一人の力は本当に小さい。どれだけ自分が独りで頑張っても、それはたった一人の人間でしかない」ということで、つまり「自分や誰かが経験する喜び、悲しみ、苦しみ、幸せは自分が受け取るかを選べるものではなく、人から否応なしに与えられるものだ」ということです。

嬉しいこと、辛いこと、全部人が持って来る。こういうふうに、いまの私は考えています。先程の例と併せて述べると、イギリス研修とはそもそもイギリスと言う国が人によって存在していなければならないし、受け入れてくれるホストファミリーや学校にも人がいなければ行けないし、研修を企画するにもまた人が必要です。
イギリスでの経験は、私の高校生活の一部でしかないのですが、それでも多くの人が関わって存在できたものです。その数は計りしれず、トータルで何兆、いやもはや数え切れない人の仕事と、汗と、努力が、私の経験を作ってくれたのです。

私がイギリスでした楽しい経験、苦しい経験などを、それらの人々が自分に持ってきてくれたということです。
コンクール等他の経験についても、同じことが言えます。大会開催者、運営者、指導してくださった先生方などです。
私は、このような感覚に何度か浸されていくうちに、「人間」という生き物に興味を持つようになりました。
自分にかけがえのない経験を送ってくれた人々にも、自分と同じような、苦悩や大切なものがあったのだろう。そう思うと、もっと他の人について知りたい、人生について知りたいと願うようになりました。

いつの間にか、僕は人と話すことが好きになり、有名人のノンフィクションのお話を見ることが好きになりました。もっと、「人」と触れ合う時間を増やしたのです。
これにつながって、私は言語や世界史を学ぶことが大好きになりました。言語を学べば、日本だけでなく、もっといろんな人の人生とか、考え方とか、おもしろい経験談が、直接わかるようになる。

世界史を学べば、現在の人だけでなく過去の人が、何を成し遂げ、何を経験し、何を考えたかがわかります。私にとってこの2つの学問は、もっと「人」という生き物について知れる、素晴らしいものなのです。
いま、世界では争いが絶えません。紛争では命を奪い合い、身の回りでは今日も誰かが不満を漏らし、電車の中で顔をしかめる人がたくさんいます。

私は、これらに対する一つの手立てとして、「人という生き物を好きになること」が重要であると考えます。
本当にたくさんの人の経験、考えを自分の中に蓄え、自分のものと混ぜて、自分の哲学を醸成していくと、理想の自分というものにたどり着きます。
それはきっと、自分さえ良ければいいという利己的なものではなく、人を喜ばせたり、安心させたり、自分に良くしてくれた人に恩返しがしたいなど、他人に良い影響をもたらせるものなのではないでしょうか。

私はそうでした。 この考え方がいちど自分に深く刻まれたら、自分が見る世界はきっと大きく変わると思います。
人は誰しも、好きなもの、愛するものには見返りを求めず、ただ自分が与えるのみです。もっと人と関わりたい。人を笑わせたい。笑顔にしたい。僕がジョークを考えたり漫才を研究したりする理由です。
これが、「人間という生き物を好きになる」ことです。 きっと、もっと世界の沢山の人が「人間という生き物を好き」になれば、世界は少しずつ、明るく、平和なものに変わっていけるのではないでしょうか。

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以上です。ご一読いただき、ありがとうございました。 今後とも、若手メンバーとして自分の持っているものを最大限活かしながらエネルギッシュに取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
Forum2050 関野翔太

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