※本メールは、NPO Forum2050メンバーと情報交換や名刺交換、メルマガ登録をいただいた方にご送付しております。
こんにちは。Forum2050広報担当の駒走(こまばしり)拓三です。
当団体では、令和8年度子どもゆめ基金(国立青少年教育振興機構)の助成を受け、Forum2050事業の一環として「次世代が平和な未来を自分ごととして考えるための教材」の開発を進めております。今月、その教材の核となるインタビュー動画の撮影をバングラデシュ、フィリピン、カンボジアの3カ国で実施いたしました。
【現地撮影の取り組み】
- 主なインタビュー内容
- 「私にとって大切なものとは?」
- 「私は世界とつながっているか?」
- 「平和が失われたら?」
- 「私たち一人ひとりにできることは?」
- 撮影体制
- 学生メンバーが主体となって現地でのインタビューを担当し、シニアメンバーがサポートを行いました。
メルマガに対する質問、ご意見ありましたらメール等でお知らせください。こんなことが知りたいなどのご要望も大歓迎です!
―今回のニュースレターのトピック―
- 【団体活動実績】
- 【Forum2050代表 戸田隆夫からの報告】
- 学生メンバーより、教材作り(撮影)のご報告
団体活動実績
1.【団体活動実績】
最近の主な活動・イベント(限定公開情報)
7/21 JICA(人間開発部+地球ひろば)との連携協議
7/22 APU国際関係論専攻学生連合(IRSA)との連携協議
7/23 特定非営利活動法人聖地の子どもを支える会井上代表との打合せ
7/24 株式会社東京リーガルマインド(LEC)戦略企画室との打合せ
7/24 杉並区生活管理部管理課(平和事業担当)との打合せ
7/26 目黒区ワークショップ
7/29 アクセンチュア株式会社におけるランチタイム講演
7/29 JICA東京 紺屋所長への御挨拶
8/1 JICA中部(名古屋)における取材
7/下旬~8/上旬: バングラデシュ、フィリピン、カンボジアにおける取材
8/13、8/15 聖地の子どもを支える会主催「平和の架け橋プロジェクト」取材
8/19 グラフィック・クリエーター春仲さんとの打合せ(教材イメージキャラの開発)
Forum2050代表 戸田隆夫からの報告
皆様
お盆を過ぎると秋の気配、という記憶は遠く、まだまだ日本国内は酷暑が続きますが、みなさまにおかれては、夏バテで体調を崩されていないことを祈念します。。
先月末から、大きな動きがありました。一つは、7月26日の目黒区でのイベント。これは、メンバーの板谷恵子さんが周到な事前調整を行い、そして、板谷明香凛さんにバトンタッチをして企画から区や関係団体との連絡・調整、広報、そして、当日の仕切り見事にやりとげてくれました。
そして、8月1日には、梶田真琴さんが、明敬さん、迪友さんとともに、名古屋市のJICA中部や劇団ひまわりと密接に連携して、域内のこどもたちの取材を実現してくれました。
さらに、団体初の海外活動として、先月末からのバングラデシュを皮切りに、フィリピンとカンボジアに当団体のメンバーが教材開発の取材に出かけました。
このように、暑い夏を積極的にメンバーが飛び回りました。愛知県と海外での活動は、子どもゆめ基金の助成事業の一環としてではありますが、遠距離旅費や海外渡航等の経費は、当団体の経費でまかないました。(みなさんの御支援のおかげです。改めまして心から御礼申し上げます。)
今回は(そしてもしかしたら次回以降も)、これらに関する若手メンバーの活躍ぶりについて彼ら自身からその感想も含めて語ってもらおうと思います。
したがって、私からの報告は手短にしますね。
■私たちは幸せです。みなさんは幸せですか?」
バングラデシュ、カンボジア、フィリピン、、、、開発途上国というと、日本では、一般に「貧しい国」という印象がありますが、今般の取材では、「貧しさ」という負の側面だけではなく、そこにある等身大のこどもたちの明るく楽しい日常や、困難な状況でもたくましく生きるこどもたちの姿や想いも、日本のこどもたちに伝えたい、という狙いもありました。
私は、JICAで37年間過ごし、世界中のこどもたちと出会ってきましたが、今回、NPO活動の一環として、20年ぶりにフィリピンを訪れました。困難を乗り越えてたくましく幸せに生きるこどもたち、そして、彼らの国と社会の成長の証として、新たな豊かさの中で幸せに生きるこどもたち。もちろん、彼らの暮らしや心の中には、光もあれば闇もあるとは想います。しかし、彼らの笑顔や語りが、平和教育の素材として、大切な役割を果たしてくれるものと信じます。

■平和教育の「新天地」へ
これまでの少なくとも日本の平和教育の教材では、原爆や空襲被害を中心とする戦争の悲惨さの記憶を継承するということに多くの場合力点がおかれてきました。もちろん、これらの記憶は日本人、日本社会として大切に語り継がれるべきものとして大切なものです。それらに加えて、あるいは、それらと響き合うかたちで、私たちができること、として、「次世代が平和を自分ごととして考える」ための教材(あるいは学材)を創っていきたいと考え行動しています。
そこにおける私たちの強みは、団体のメンバーの多様性です。私たちのメンバーには、学校の先生(特別支援を含む)や、ICTの専門家、国際協力の実務者、ビジネスパーソン、データ解析のプロ、そして、何よりも、子育て真っ盛りの親などさまざまなバックグラウンドをもつ面々です。そして何より、中学一年生から大学生まで、若手のメンバーがおとなたちと対等の立場で、積極的にかかわってくれています。これらの多様な視点をうまくいかし、次世代が、平和な未来共創の大切さと魅力について、関心を深めていく機会を積極的に創っていきたい、と考えております。
皆様におかれては、どうかこれからもご指導ご支援をよろしくお願い申し上げます!
また、新しく購読をご快諾いただいた方におかれては、これからよろしくお願い申し上げます! 団体としてのこれまでの軌跡に関しては、是非、バックナンバーもお手すきの折にご笑覧ください。
そして、これからも、どうかご指導ご支援をよろしくお願い申し上げます。
最後になりましたが、酷暑が続く中、皆さんにおかれてもどうかくれぐれもご自愛くださいね。
2026.8.20
杉並区高円寺にて
戸田隆夫
携帯:08058967912
フェイスブック:https://www.facebook.com/takao.toda.54
X:https://x.com/forum2050?s=21&t=-jQeTjzOoHjrmEbKJvNwNg
(このXもようやく投稿300回を超えました細々とですが少しずつ拡充していきたいと思っています。)
学生メンバーより、教材作り(撮影)のご報告
【バングラデシュ】
一緒に想像して、考えてみるーーバングラデシュ撮影報告
みなさま、こんにちは。Forum2050学生メンバーの関野翔太です。今回は、子ども夢基金の教材開発に関する事業で、バングラデシュで撮影を行ったことをご報告します。
7月28日から8月4日まで、スラムやダッカ大学、ミルプール地区などバングラデシュの様々な地域にいる方々に、ゲリラインタビューという形で撮影に応じていただきました。撮影は対話の形式を取り、自分の好きなことや普段していることなどの身近な内容や、「平和」「幸せ」「将来」など深いテーマについても語らいました。
撮影に応じてくれた方々からは、本当に印象に残る、そして深い洞察を含む言葉が多くありました。15年後の未来の想像や、幸せ、不幸せは自分にとってどういうことなのか。そこにカメラはありましたが、本音をぶつけ合うことができたと思います。
私の思うところでは、平和とは、夢と愛を求められる環境にあることです。やりたいこと、好きなことを求めていいことだと思います。平和には、学問的な定義でない場合、自由に自分で意味をつけられるのではないでしょうか。撮影中には、様々な平和と幸せの形を聞きました。家族がいること、仕事で可愛がられること、などです。 現地のベンガル語では、平和を「Shanti」と表現することがありました。これは、単に戦争がない状態というだけでなく、個人の心が穏やかで安定している状態という意味もあるそうです。自分にとっての「平和」は何なのか、考えてみると、身の回りに空気のように存在する平和が、少し立体的に見えてくるかもしれません。


すべての撮影が終了後、帰国直前に彼らとも、
何が幸せかについて話したのは感慨深いものでした
【フィリピン】
8月、Forum2050のフィリピン撮影ロケに参加し、マニラ、コタバトそしてダバオで、子どもや若者たちへのインタビューを行いました。
私はこれまで、広島や長崎、沖縄などで平和について学び、大学生になってからはイスラエル側からガザ地区を訪れるなど、戦争や平和について考える機会がありました。しかし今振り返ると、それらの経験もどこか「知る」ことで終わり、「自分にはどうすることもできない」と、平和を自分から遠い問題として捉えていたように思います。
今回のフィリピン取材を通して、その考え方が大きく変わりました。
マニラでは、ストリートチルドレンとして生活した経験を持つ子どもたちに出会いました。学校が終わると路上で物を売ったり、お金を求めたり、お金を持って帰れなければ暴力を振るわれたりした子もいました。しかし、彼らにとって当時の生活は「普通」であり「当たり前」だったといいます。
最初、私は「かわいそうだ」と思いました。しかし、困難な過去を経験しながらも、「将来は先生や看護師になり、自分と同じような境遇の子どもたちを助けたい」と夢を語る姿を見て、私の中の問いは「かわいそう」から「では、自分はどうなのか」に変わりました。平和な日本で、多くの選択肢がある環境を、私は当たり前だと思っていなかっただろうかと考えさせられました。
また、長年紛争を経験してきたミンダナオでは、紛争後の地域に仕事をつくるため、自ら事業を立ち上げる若者たちにも出会いました。彼らの姿から、平和とは単に「紛争がない状態」ではなく、一人ひとりが自分たちの社会や未来について考え、行動しながらつくっていくものなのだと感じました。
今回の取材で最も大きく変わったのは、私自身の平和に対する向き合い方です。これまでの平和学習を、私はただ「知る」だけで終わらせていたのだと実感しました。「平和について知る」ことから一歩進んで、「もし自分だったら」「自分には何ができるだろう」と、平和を自分ごととして考えることが大切なのだと気づきました。
今回出会った人々の声をForum2050の活動を通して伝え、誰かが平和を「自分ごと」として考えるきっかけをつくっていきたいと思います。
Forum2050 運営メンバー
清水 嵩

【カンボジア】
多様な声に触れて――カンボジア撮影報告
みなさま、こんにちは。Forum2050学生メンバーの三好華です。
今回は、子どもゆめ基金の教材制作に向けて実施した、カンボジアでの撮影についてご報告します。
8月4日から9日までプノンペンとシェムリアップを訪れ、現地の子どもや学生、ガイドの方々へのインタビューを行いました。保育園やフリースクール、日本語学校、トゥールスレイン虐殺博物館などを訪れ、「平和とは何か」「自分にとって大切なものは何か」について対話しました。
子どもたちからは、家族や親友、環境、貧困など、日々の暮らしに根差した言葉が聞かれました。また、多くの方が平和と教育を結びつけていたことも印象に残っています。学ぶ機会が当たり前にある日本で暮らす私にとって、教育を受け、自分で考える力を持つことが平和につながるという言葉は、学ぶ意味を捉え直すきっかけとなりました。一方、言葉の壁や質問の難しさから、思い描いていた対話や撮影ができない場面もありました。相手の言葉を受け止めるには、問いのつくり方や対話の進め方にも工夫が必要だと学びました。
今回の渡航を通して感じたのは、大切なのは一つの正しい答えを見つけることではなく、多様な考えに触れ、共に考え続けることだということです。さまざまな人と学び、対話できる場をつくることが、Forum2050の一員として、そして私個人としてできる平和への小さな一歩なのかもしれません。
また、相手の言語をほんの一言話すだけでも、表情が変わり、心の距離が縮まる瞬間が何度もありました。言語は単なる能力ではなく、異なる文化や人とつながるためのものです。AIが発展する今だからこそ、「世界の誰かとつながるために言葉を学ぶ」という外国語学習の意味も、改めて実感しました。
今回得た学びや反省を生かし、撮影した映像が、日本で暮らす若者にとって、平和や自分にとって大切なものを考えるきっかけとなるよう、試行錯誤を重ねていきたいと思います。


Forum2050の学生メンバーとして活動しております、板谷明香凛です。
夢基金のご支援のもと、教材作成用の動画撮影のため約1週間カンボジアを訪問いたしました。現地では様々な場所を訪れ、多くの方と平和について語り合う大変貴重な機会をいただきました。
日本式の保育園では、幼い子供たちから「貧困に苦しむ人が身近にいる」など、現地の環境が生むリアルな意識に触れました。また現地ガイドの「過ちを繰り返さないために全員が教育を受け、良いことと悪いことを判断できるようにすべきだ」という言葉や、日本語学校で強い意思を持って勉強に励む生徒たちの姿には、私自身も強く鼓舞されました。
さらに、トゥールスレン虐殺博物館やシェムリアップのキリングフィールドも訪れました。3年前にルワンダの虐殺の地を訪れた経験とも重なり、国や状況は違っても「なぜ人が人を殺してしまうのか」という過程や事実を正しく知る重要性を改めて痛感しました。
現場では世界中から訪れた人々が真摯に負の歴史と向き合っていました。展示を見て何を考えるかは人それぞれですが、「世界中の多くの人が知ろうとすること」そのものが、平和へとつながる第一歩なのだと強く感じます。現地の方々からも「平和のために大切なのは、他者に興味を持ち、知ること」という言葉を何度も耳にしました。
今回学んだことや感じた平和への想いを、日本の学生をはじめ多くの方々に知っていただけるよう、今後の教材制作や発信活動に全力を尽くしてまいります。
いつもご支援ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。
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