【イベント開催報告】「平和とは、心の中に安心があること」──日本ルワンダ学生会議(JRYC)とのオンライン交流会

日本ルワンダ学生会議(JRYC)とForum2050のオンライン交流会の画面

2026年11月7日、日本ルワンダ学生会議(JRYC)の皆さんと、オンラインで交流会を開きました。ルワンダと日本の双方から、あわせて10名ほどが参加しました。

司会は、Forum2050の若手メンバーで、ルワンダを訪れた経験もある板谷明香凛さん。また、Forum2050の新しいメンバーである古屋亮輔さんは、20年前にJRYCでも活動していました。

日本ルワンダ学生会議(JRYC)とForum2050のオンライン交流会の画面
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おにぎり、餃子、そして一緒に笑った時間

ルワンダの皆さんからは、日本の人たちの優しさや、秩序を大切にする行動へのリスペクト、そして日本のアニメへの親しみが語られました。同時に、本音と建前を使い分けるところや、いじめを見て見ぬふりするところなどについての疑問も示されました。

Daniel “KATO”さんは、2025年に日本を訪れ、おにぎりや餃子を食べたことに加えて、日本の人たちと一緒に食べ、一緒に笑った時間が心に残っていると話してくれました。

Francoiseさんも、訪日したときに日本の人たちと話したりゲームをしたりした経験から、日本の暮らしをもっと知りたいと話しました。

Morris Shemaさんは、歴史や地理の学びを通じて、日本の地震やヒロシマ・ナガサキについて知ってきたそうです。1994年以降のルワンダの復興とも重ね合わせながら、日本の復興を支えた技術面の取り組みに関心を寄せていました。

Emeranceさんは、将来、平和や開発に関わる仕事をしたいと考えています。両国の復興の歴史を若者同士で分かち合えることに、魅力を感じていると語りました。

日本側では、板谷さんが3年前のルワンダ訪問を振り返り、食べ物や人、その場の雰囲気が好きになったこと、日本でもっと多くの人にルワンダを知ってほしいことを話しました。藤本真綾さん、上村千裕さん、三好華さんからは、異なる文化や環境で育った人の話を聞く楽しさや、国を越えて仲良くなれることへの期待が語られました。

「がまん」と「しょうがない」──日本とルワンダ、人との関わり方

「もっと知りたいこと」の時間には、KATOさんから、日本の人々の行動や、集団との関わり方について質問がありました。

日本で、急いでいる人とゆったりしている人の両方を見たというKATOさん。いじめの問題への関心から、周りに合わせること、本音と建前、「がまん」「しょうがない」といった考え方に注目していました。こうした考え方は秩序を守る一方で、いじめを受けても声を上げにくくしているのではないか、という問いも投げかけられました。

これに対して、日本側からは次のような声がありました。

  • 三好さん:列に並ぶことなどは、小さいころから教えられている。本音をどう伝えるかは場面によるが、周りに配慮して慎重に話すことを「丁寧」だと考える人も多い。
  • 藤本さん:落ち着いて行動することや、ルールを守ることを教えられて育ってきたと思う。
  • 上村さん:髪型や服装なども含めて、周りと同じであることを求める考え方がある。自己主張よりも謙遜がよいとされる面もあるように感じる。

では、ルワンダではどうでしょうか。KATOさんは、ルワンダではもっと直接的に伝えると話しました。Francoiseさんは、日本の人々は話し方やふるまいが丁寧で、相手に敬意を払っている印象があると語りました。

一方でMorrisさんは、「元気?」と聞かれて、本当は元気でなくても「元気」と答えることがあるように、ルワンダでも本音をそのまま伝えるとは限らない、と話しました。同じ国の参加者の間でも受けとめ方はさまざまで、具体的な場面を挙げながら意見を交わす時間となりました。

「あなたにとって平和とは?」

最後に、平和について語り合いました。

KATOさんにとって平和とは、戦争がないことだけではありません。安心できること、何かをする自由があること、そして自信をもって行動できると感じられること。自分の内面で安心が保たれていることこそが、自分にとっての平和だ、と話してくれました。

板谷さんからは、これから平和についてもっと話してみたい、という希望が出されました。

平和を、一人ひとりの心の中の「安心」から考える。皆様にとって、平和とは何でしょうか。

今後の交流に向けて

今回関心が寄せられた、いじめ、平和、歴史、復興、テクノロジーなどのテーマについて、参加者が短い発表をしたり、具体的な事例を取り上げて掘り下げたりすることも考えています。これからも、日本とルワンダの若者同士の交流を続けていきます。

交流会の開催をご希望の学校・団体の皆様は、お気軽にご連絡ください。

開催概要

  • 日時:2026年11月7日(土)
  • 形式:オンライン
  • 交流先:日本ルワンダ学生会議(JRYC:Japan Rwanda Youth Cooperation)https://jp-rw.jimdofree.com/
  • 参加者:ルワンダ・日本の双方から計10名程度
  • 司会:板谷明香凛(Forum2050)
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