Forum2050の最年少運営メンバー板谷さんが日本リザルツ主催のGGG+フォーラムに高校生代表の総括として参加し、その想いを語ってくれました。
【高校生 板谷明香凛】
先日、第10回 日本リザルツ主催のGGG+フォーラム〜思いやりのある世界を目指して〜 第7部に高校生代表の総括として参加させて頂きました。
第7部では、現地にいるUNRWA保健局長の清田明宏先生やUNRWA職員吉田美紀さんとオンラインでつなぎ、現在の中東情勢について伺いました。そして今若者に出来ることなどについて会場にいる学生との質疑応答を行いました。
私はセッションの終わりに総括として、僭越ながらお話させていただきました。
「私は今年2023年8月にアフリカにあるルワンダという国へ文部科学省トビタテ!留学JAPANの派遣留学生としてボランティア留学をしました。
実際にルワンダに行くと、29年前に内戦があったとは考えられないほど、想像以上に治安が安定していました。
しかし滞在中に何度もその歴史を感じる場面があり、アフリカの奇跡と呼ばれるほどの復興を遂げた今でもジェノサイドがあったという過去が完全になくなることはないということも実感しました。また、貧困問題に直面しているスラム街に住む人々にも笑顔は沢山あって、その笑顔をこれ以上奪うことは絶対にしてはいけないと感じました。
また、日本の若者に限らずガザ地区、ウクライナ、など世界中の全ての若者が声をあげられるような世界になって欲しいです。
私も学生でいられる時間は限られているので、難しいとは思いますが大人になっても声をあげて、行動し続けていきたいです。
歴史を創ってきた大人とこれから歴史を創る若者がどちらかに頼るのではなく、共に協力して歴史を創っていくことができる世の中になってほしいと思っています。」
拙い言葉ではありましたが、沢山の方が真剣に聞いて下さり光栄でした。
このような平和についてできることを子供、学生、大人が個々の意見を話し、話し合える場が増えれば良いな、と思います。
様々な方のお話を聞けたこと、またその中で発言させて頂けたこと、貴重な経験になりました。
同じくForum2050運営メンバーの板谷恵子さんより。
【親として】
娘が高校生で留学ができたことは、安心して教育をうけられる日本にいたからだと感じています。
現在の中東の問題でも、今直ぐにするべきことは、これからの未来にできるだけ被害を残さないために水や食料、医療や保健などのライフライン、そして教育を途切れさせないことが一番大切なことではないかと親子で話しています。
そして、大人である私達は、これまで実際に様々な工夫をし対応してきた数々の活動を自信をもって伝え、やってきたこと、やるべきこと、できなかったことを隠さずわかりやすく若者に伝えていくことが必要だと思います。若者も大人達の奮闘記を真摯に学び、また自ら知ろうとすることを諦めず、たくさんの声を聞き、小さくとも身近なところで声をあげ、その声をつなげるべく正しい発信の方法を学ぶべきだと感じています。
最後に親として、未来を築いていく世界中の子供達全員が戦争を知らないような世界になって欲しいと切に願っています。
立場や年齢関係なく一人ひとりが、争いのあった過去や今起きていることを知ることから初めて、平和について考える機会をもち、考え続け、小さな平和をつくっていくことが大切だと思っています。
微力ながら、大人と子供の架け橋になるようForum2050のメンバーとして、Kizuki projectで活動していき、IMAGINE2050で世界中の子供達の小さな声を大きな声にしていけたらと思っています。
リザルツとは?
リザルツは、政策提言や普及啓発活動(アドボカシー活動)を行っている国際市民グループ(NGO)です。民意の反映された国際援助を実現し、飢餓と貧困の根絶を最優先とする“政治的意思”の確立に向け活動しています。